6 リンドウ

和名:リンドウ(竜胆) 洋名:ゲンティアナ

科名:リンドウ科・りんどう属

咲期:9月~11月(最盛期は9月)

花言葉:悲しんでいるあなたを愛する・誠実・固有の価値・正義

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6回目となる今回は、「りんどう」をご紹介いたします。

りんどうという花は、いろいろなエピソードがある面白いお花なのです。


名前の由来はりんどうの葉は薬用植物の竜葵(りゅうき)に似ていて

口にすると胆のように苦いという意味から、その言葉を取り「竜胆(りゅうたん)」

と呼ばれるようになりました。
その後、日本でりゅうたん→りんどうと呼ばれるようになったそうです。


 


花言葉の由来は「悲しんでいるあなたを愛する」・・・とかなり限定的な場面ですね(笑)

りんどうの咲いている姿が群生せずに一本だけ咲くことと、

花の色合いも青紫というどこか「悲しみ」を彷彿させる色だったからだそうですね。

考えた人は本当にロマンチストですよね。



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りんどうという花は、写真では赤紫ですが、よく出回っているのは青紫の「青りんどう」です。
青色の花って、もともと自然界では少ないので、
アレンジメントでは、シャープにかっこよく作りたい時とか、
全体的にキュッとした仕上がりにしたいときに使ったりします。

もともと50㎝~70㎝と長い花になりますので、「立ち物」と呼ばれる類になり、アレンジメントの
高さを出したいときなどの、ラインフラワーの役割を一般的に担う花ですが、
適当なところで茎を切って1本を2本にして使う場合や、3つに分けて使うことも出来ますので、
マスフラワーのとしても魅力を発揮することが出来ます。

※ラインフラワー:アレンジメント用語。アレンジメントを作る際の基本的な4つのポイントの一つ
         アレンジメントの高さや、幅を出すときに用いられる花の種類。
         りんどう、グラジオラス
         ストック、デルフィニウムなど

※マスフラワー:アレンジメント用語。アレンジメントを作る際の基本的な4つのポイントの一つ・
        アレンジメントの全体的な雰囲気を作るときに用いられる。
        カーネーション・バラ・ガーベラなど


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↑参考画像:りんどうアレンジメント

🍡おまけ
~りんどうとウサギの伝説~
昔、役小角(えんのおずの)という修行僧が日光の山を歩いているときに、
一匹のウサギが雪の中からりんどうを掘り出して舐めているのを目にしました。
不思議に思った役小角は、そのウサギに聞くと「主人が病気なので、この草を摘み
持っていく」といって、急いで戻っていきました。

それをまことしやかに思った役小角は、試しにりんどうの草の根を掘って病人に飲ませました。
すると、その効果で病気が治ったと言われています。
この出来事を、役小角はこの地、日光の二荒神(フタアレカミ)のお告げとして、
りんどうを「霊草」とされ、尊ばれるようになったといいます。
※霊草:神仏の加護を受けられるというめでたい草。不思議な効き目をもつ草

りんどうもまた、歴史のある、奥深い花なのですね。
実際にりんどうの根茎は漢方(竜胆)として重宝されているようです。
薬にもなって、花もきれいで使い勝手が良い、
これからの季節に、花屋さんの軒先でよく目にする「りんどう」ですが、
暑い夏もひと段落し、過ごしやすい秋の訪れを一足先に感じてもらえたらうれしいです。