#10 カラー

和名:和蘭海芋(オランダカイウ)

科名:サトイモ科・オランダカイウ属(別名:サンテデスキア属)

咲期:4月~6月

花言葉:素晴らしい美、乙女のしとやかさ、清浄



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10回目となる今回は、「カラー」をご紹介いたします。



カラーは、ブライダルブーケや誕生日などの
お祝い用のギフトによく選ばれている花です。
また、カラーは他の花に比べ「結婚式の花嫁さん」に特にピッタリな花なのです。



たとえば、カラーの花言葉ですが、
カラーの花言葉は、「素晴らしい美」、「乙女のしとやかさ」、「清浄」
その他に、カラーは色によって花言葉が変わってきます。
ピンクのカラーは「情熱」
黄色のカラーは「壮大な美」
紫のカラーは「夢見る美しさ」
という様にさまざまな花言葉があります。


「素晴らしい美」は、凛とした姿の白い花のイメージからきており、
カラーの名前の直接的な由来は
ギリシャ語で「美しい」という意味の「kalla」からきているとされています。


「乙女のしとやかさ」は、カラーの真っ白な花の色やすっきりした形から
連想されたといわれておりますし、
その他にも、カラーの葉の部分がウェディングドレスの裾のように見えることからも
そのようにいわれています。


「清浄」は、修道女が着ている服の襟(collar)の様子に似ていることから
「襟=カラー」となったといわれています。


こんな素晴らしい花言葉を持ったカラーを貰うとすごく嬉しいですよね。
カラーの花を渡す時には花言葉も一緒に添えたメッセージカードを渡すのも、
より一層気持ちが伝わりますね。



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和名の「和蘭海芋」という名前にあまり馴染みがありませんが、
海外から伝わったサトイモ科の植物を一般的に「海芋(かいう)」といいます。
また、江戸時代にオランダから持ち込まれたことからオランダ=和蘭→「和蘭海芋」
という和名になったそうです。
原産地の南アフリカでは、見た目から「varkoor(豚の耳)」ともいわれているそうです。
英語では、ユリのような白の花であることから「calla lily(カラーリリー)」と呼ばれています。



カラーは、原種が8種類ほどあり、園芸品種は100種類ほどあるといわれています。
育つ環境によって、2種類のタイプがあります。
1つは、畑地性カラーと呼ばれていて、比較的に水はけの良い場所で育ちます。
畑地性のものは花色がとても豊富で、栽培が容易なため園芸でよく用いられることが多いです。
もう1つは、湿地性カラーと呼ばれていて、
畑地性とは逆に湿り気のある場所を好んで育ち、
エチオピカなどの水辺に群生していた品種から開発されたものです。
切花としてよく使われているのは湿地性カラーのほうです。



カラーの花を調べていくと、とても奥深い花だと感じました。
ブーケやアレンジにしても色が豊富にあるため、いろんな雰囲気を出せそうですね。


百花の作品の中にもカラーを使ったブーケがありますので、
そちらもご覧ください!

<百花作成>
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<MOMOKA BRIDAL>はこちら