#18 チョコレートコスモス
学名:コスモス・アトロサンギネウス
英名:チョコレートコスモス
科名:キク科コスモス属
原産地:メキシコ
花言葉:恋の思い出・移り変わらぬ気持ち・美
今回はバレンタインデーも近いということで、バレンタインデー=チョコレートにピッタリの
「チョコレートコスモス」をご紹介したいと思います。
チョコレートコスモスはその名の通り、チョコレート色のコスモスなのですが、
直接的なコスモスの品種ではなく、親戚みたいな関係だそうです。
それを表しているのがコスモスは「一年草」なのに対して、
チョコレートコスモスは「多年草」になります。
またチョコレートコスモスは短日植物になるので、夕方過ぎても、電灯の光などにあてていると花の付きが悪くなってしまいます。(鉢物などの根付いている場合)
また花弁がチョコレートのほのかな香りがすることからも由来しているようですが、品種にもよります。あまり期待しすぎませんないように(笑)
一年草・・・一年に「種まき・発芽・花咲き・結実」までの過程が1年以内である植物
比較的に育てやすい品種に多い。1年しか楽しめないように思ってしまうが、
実った種を蒔いて花を咲かせることができます。
(ビオラ・パンジー・デイジーなど)
多年草・・・2年~3年は環境が良ければ花が咲きます。基本的に年を取るごとにボリュームも
よくなってきます。冬越しなど品種によっては難しいものもありますが、
年々大きくなっていく喜びは多年草でしか味わえません
(ベゴニア・アスチルベ・ガーベラ・キキョウなど)
日本に輸入されてきたのは大正時代。
園芸品種としてはちょっと育てにくいことから、コスモスほどメジャーにはなりませんでしたが、
今では品種も増え、通年を通して手に入る園芸植物になりました。また切花としても、時期的な需要、特にバレンタインデーや、秋の季節に雰囲気がマッチすることから、小さいサイズ~中ぐらいサイズのアレンジメントにアクセントとして使われる場合がよくあります。
~チョコレートコスモスの育て方~
① 置き場所
日当たり&風通しの良い所
夏:半日陰、直射日光は避ける(午前中は日当たり良い場所→午後は日陰)
冬:霜が降りない場所。基本寒さには強いが霜はNG
② 水やり
土の表面が乾いたらたっぷり。水のやりすぎは注意。
夏:乾いたらたっぷり水やり
冬:花は枯れているが、根は生きているので乾いて数日後に控えめに水を与える
③ 肥料・用土
酸性土壌が適している。市販されている「花の土」とたい肥を混ぜる。
肥料は液肥を週に1回程度。花つきに注意し、悪くなったら与えない。
少し調べてみると栽培難易度「高い」とあるチョコレートコスモス。
冬場になると花が枯れて、地中下の根だけになるので「枯れた」と勘違いすることが多いそうです。
園芸店で苗から育てようと選ばれる方は花の茎が伸びてないのを選ぶといいでしょう。(㊙ポイント)
~アレンジメントなどでの用途~
チョコレートコスモスは色がチョコレート色、もしくか赤味がかった茶色です。
アレンジに入れると目立ちにくいので、高さを出してアクセントに使ったりします。
またブームの「一輪挿し」にもよく使われていますね。
独特のヴィンテージな雰囲気かつキュートな感じは、チョコレートコスモスでしか出せないのではないでしょうか?
仕事に疲れて帰ってきたときに、自分の部屋にあると、きっと癒されます。
ところで・・・・
もうすぐ世間は「Valentine day」
私も物心ついた時には「Valentine day=チョコレート」になっていました。
が!!
これって全世界で日本だけの風習らしいですね。
「バレンタインに関連のないチョコレート」このチョコレートを贈る習慣、国民的な行事として馴染ませたチョコレートメーカーさんと某百貨店さんは本当に並々ならぬ努力があったのだと思います。
今ではすっかり「みんなが楽しめる」国民的イベントになっていますね。
私たち花業界もこのチョコレートにあやかろうと「フラワーバレンタイン」
を皆様にオススメしております。
今回紹介した「チョコレートコスモス」と「赤いバラ」、「春の季節花チューリップ」を使った
春らしくもあり、フェルト生地のハートの小物を使った生花アレンジメント。
春の草原をイメージした小花たち。そこからチョコレートコスモスで
エレガントさ出してみました。
1輪の赤いバラをメインにしたアレンジメント
美味しいチョコレートも良いですが、
たまには日頃の感謝の気持ちを「花」で伝えてみてはいかがでしょうか?
男性のみなさん。
最後にバレンタインデーは本来、男性から女性に贈るものらしいですよ!(笑)
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