23 ポピー

 

和名:雛芥子(ヒナゲシ)

科・属名:ケシ科ケシ属

別名:虞美人草(グビジンソウ)

原産地:ヨーロッパ

咲期:4月~6

花言葉:なぐさめ、思いやり、いたわり、恋の予感

 

 

 ポピー②



小さなつぼみが可愛らしいポピー。

その可愛らしいつぼみから大輪の色鮮やかな花を咲かせます。

ポピーはつぼみの時は下を向いていますが、花が咲きだすと

だんだんと上に向いて咲きだすという面白い特徴のあるお花です。

 

 

 

ポピーには、およそ150種以上の品種があります。

たくさん種類があり、主にヒナゲシ・オリエンタルポピー(オニゲシ)

アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)の3つの品種について説明したいと思います。

 

 

ヒナゲシ(雛芥子)

ヨーロッパ原産。花びらが薄く、現在では八重咲きのものが多くあります。

別名では、「虞美人草(グビジンソウ)」とも呼ばれています。

 

オリエンタルポピー(オニゲシ)

西アジア原産。オニゲシの“オニ”から「鬼」というイメージを与えてしまうため、

一般的には英名の「オリエンタルポピー」が使われることが多いです。

色のバリエーションが豊富で1020㎝程の大きい花を咲かせます。

ポピーの中で花と背丈、両方とも一番大きいといわれています。

 

アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)

シベリアから極東原産。ポピーの中で一番早く咲く品種です。

他の種類と比べて咲いている期間が長いことから切り花によく使われています。

ポピーの名で出回るのはほぼアイスランドポピーです。

 

 

 ポピー①



ポピーの花言葉は色によって違っていたり、品種によっても違ってきます。

 

<色別>

赤色         なぐさめ、感謝

白色         眠り、疑惑

黄色         富、成功

オレンジ色・ピンク色 思いやり、いたわり

 

<品種別>

ヒナゲシ       七色の恋、乙女らしさ

オリエンタルポピー  妄想、夢想家

アイスランドポピー  感謝、慰安

 

ポピー③



<花言葉の由来となったギリシャ神話のお話>

豊穣の女神「デメテル」が冥界の王「ハデス」に大切な娘を奪われ、非常に心を痛めてしまいます。その悲しみからデメテルは眠れない日々が続きます。

そのことを心配に思った眠りの神「ヒュプノス」がデメテルの心の傷を癒すために

贈った花がポピーでした。デメテルは贈られたポピーの花によって、やっと眠ることが

でき、元気を取り戻したのです。

ヒュプノスは他の神々に比べ大きな力を持っていないため、

ポピーの花言葉である「いたわり」「思いやり」「慰め」などを通してデメテルの気持ちを癒しました。

そのおかげでデメテルは、娘を連れ戻すことが出来たのです。

 

このギリシャ神話のお話から「癒し」とはこんなにも人を元気づけることができるんだなということがよく分かりますね。

だから、こんなにも素敵な花言葉がつけられているんですね。

 

 

 

ポピーの名前の由来はラテン語の「papa」からきており(papa=お粥)

入眠の作用が含まれている、ケシ属の乳汁をお粥に加えて、幼児を眠らせていたということからきているそうです。

※紀元前400年頃、ギリシャでは睡眠導入剤や麻酔薬として使われていたそうです。

 

 

 ポピー④



?ポピーとケシの花の違いは?

ケシ科の植物の総称を英名で「ポピー」といいますが、

日本では麻薬の原料となるものを「ケシ」、ならないものを「ポピー」と呼び、区別しています。

※「ハカマオニゲシ」という種類は麻薬成分を含んでおり、外観がオニゲシと似ているため

充分注意しましょう!

 

不正なケシの見分け方は葉が平べったく太い物、葉や茎に毛が生えていないもの、

葉が茎を包み込んでいるなどの特徴があります。

これらに当てはまるケシは栽培が禁止されています。

園芸用のポピーや野原などで見かけるポピーは麻薬の原料にはならないので

安心して育ててください。

 
ポピー⑥



~ポピーのお花の生け方~

ポピーの花は、茎がとても柔らかく中が空洞なので、浅水で生けるようにしましょう。

以前お話した「#21 スイートピー」でも浅水について説明しているので、

そちらもご覧ください! こちらをクリック

茎が柔らかい花は、茎が水に浸かっている部分が多いと茎の途中から腐ってしまうため、

茎が水に浸かっている部分を少なくして生けます。

※花を生けるときには、お水をこまめに入れ替えましょう。

 

 

 ポピー⑤



机の端や玄関などにカラフルなポピーを飾ると

その場所が一層華やかになって気分も良くなりそうですね。

ポピーは花色が豊富にあるため、気分によって変えるのもいいですね!

 

素敵な花言葉ばかりあるので、

色んな色のポピーや他の種類の花で花束を作って
大切な人にプレゼントしてみるのもいいかもしれませんよ(^^)

 

 

ポピーは、開花するまで何色の花が咲くか分かりません。

それもポピーを育てるときの楽しみでもありますよね!

鮮やかで大きな花が風に吹かれて揺れる姿は、とても癒されます。

ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。