#27 ハーブ特集

早いもので、1年の半分を折り返しております。今年も相変わらずの異常気象
寒さが和らいだと思ったら寒さが戻ったり、雨が続いたら今度は日照りで水不足の恐れ・・・。梅雨も来ない!と思っていたら九州地方を襲った集中豪雨。熊本、宮崎、鹿児島の被害も甚大なものになりました。土砂災害などの二次災害にも引き続き注意していきたいと思います。


そんな変化の激しい6ヵ月を過ごすと私たちの体も色々とダメージを追っているに違いません。

現に私たちの職場でも体調不良で病欠する人が例年よりも多い気がしますが、

このままでは1年持たない!!?という方もいらっしゃるのではないでしょうか
今回はそんな気分が落ち込んでいる方にぜひともご紹介したい「ハーブの力」特集です。
疲れを吹っ飛ばす!まではいきませんが、せめて疲れを和らげる内容になっております。少し長い記事になりますが、最後までぜひともご覧ください

 

 

ハーブは「万能植物

 

     香りを楽しむ

     香辛料として使う

     植物として育てる

     漢方として疲労回復効果

     虫除け効果

 

すべて実用的です。

リースに使って魔除けとしても効果がある品種もあるようです。

 

一般的には①の香りを楽しむと、疲労回復効果が主流ですが、意外と知られていない香辛料としてのハーブもとても奥が深く、天然由来の成分ということで医療などでも注目されております。

 

ハーブは品種ごとに楽しみ方(活用方法)が異なりますので、ハーブ未経験者でも簡単に楽しめるハーブを10種類ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

植物由来のスーパー砂糖ハーブ「ステビア」

ステビア

砂糖の300倍の甘味。カロリーは砂糖の100分の1。このステビアのおかげで味気ない糖尿病食の味が改善されたと言われています。さらに血圧も下げる効果もあり、食中毒の殺菌にも効果があると学会で発表されました。清涼飲料水などの成分を見ると意外とよく見るハーブです。私はてっきり化学合成物質で体に悪いと勝手に思っていました。ごめんなさいステビア!

【育て方】日なたで適度な湿度を好みます。乾燥に弱く、土が乾いたらたっぷり水をあげてください。夏の暑い日が続くと弱ってしまいますので、日なたですが、風通しが良い場所に植えてあげて下さい。冬の寒さには強く、やや乾燥気味に水を与えてあげると良いでしょう。

 

【使い方】根元から刈り込んで束にします。そのまま風通しの良い場所で4日~1週間程度乾燥させます。葉も枝も使えますので、そのまま鍋に入れて、煮詰めて、天然のシロップとしても使用することが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長生きしたい人は「セージ」を食べてください。
セージ

ヨーロッパのことわざに「長生きをしたい人は五月のセージをたべなさい」というものがあり、不老不死の植物とされ高く評価されています。とくに5月のセージは栄養価が高く、強壮作用、整腸作用に消化促進、はては抜け毛防止と多岐にわたります。また17世紀ころの中国では大変貴重で、セージ1枚で中国茶葉3箱という値段で取引されていたそうです。ちなみにソーセージの「セージ」はこのセージが由来です。防腐、香り付けとして現在でもソーセージなどの加工食品に使われているそうです。

【育て方】

酸性土壌が苦手ですが、熱い寒い乾燥に強く、基本的に育てやすいハーブです。たが大体のハーブがそうなのですが、湿気に弱く、水はけが悪いと根腐れします。酸性対策としてプランターなどで育てる場合は、用土を「苦土石灰」で土を中和しておくことがポイント。

【使い方】

セージはとても品種が多く、ハーブティなどで使う方は品種を事前に調べてから育てるとよろしいかと思います。大量に使いたいときは、根元から刈り、少量なら葉っぱだけ摘み取ります。刈り取った葉は日陰でよく乾燥させてから、密閉保存しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レモンそのもの「レモングラス」

レモングラス

レモンの香りそのもの。レモンと成分が同じだそうです。見た感じは雑草のカヤに似ていますが、それもそのはず立派な「カヤ属」。ですが、その雰囲気とは裏腹に香りはレモンそのもの。レモンの香りはリラックス効果があり、鎮静作用や、血行促進作用、貧血予防の効果もあります。気をつけてないといけないのが、妊娠中の方の摂取です。妊娠中の方はお控えください。ただし出産後の疲労や産後うつ防止には効果が期待できます。

【育て方】

寒さに弱いので、秋のうちに株の一部を取って、鉢に植え替えて冬越しします。そのままで植えていると株が大きくなって、取扱いが難しくなります。寒さに弱いので雪が積もったりすると枯れてしまうので注意が必要です。

【使い方】

葉も茎もレモンの香り。タイ料理でよく使われており「トムヤムクン」にはかならず入っています。長い葉になるので根を切って20㎝程度にします。刻んで香味付けとして使います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女性に大人気「ミント三姉妹」

ミント

ハーブの中でもトップクラスの人気者。ミントはとても種類が多く、約600種を超えます。またミントは大きく分けて「ペパーミント」と「スペアミント」に分かれます。和名では「はっか」と呼ばれています。効果としては清涼、解熱、健胃、虫除けと人気に比例して効果も多いですね。アイスクリーム、チョコレート、ガム、歯磨き粉、カクテル、湿布などでよく使用されています。

【育て方】

日なたか半日陰。水はけの良い用土を好みます。成長が早く、繁殖力が強いので、根が広がりやすいのがミントの特徴です。広がりすぎると困るという方は、鉢、プランターなどに植えることをおススメ!小さい鉢のまま地植えする方法もあるので詳しくは、ネットなどで調べてみてください。

【使い方】

☆生で使う場合・・・ミントは苦み成分が強いので好き嫌いが分かれるので、少量をサラダに添えたり、ケーキやアイスクリームに乗っけたりします。ハーブティに使う場合は、葉をそのまま使うとお茶にミントの芳香をつける事ができます。

☆乾燥葉を使う場合・・・乾燥させてから水で抽出します。砂糖の甘味とミントの香りは相性が良いので、スイーツ、特にゼリーやキャンディ系で使われます。

☆ミントハーブティ・・・香りを楽しみたい方は生の葉を利用します。1枝のミント葉で熱湯40ccを目安に使ってください。因みに200㏄ですとミントは5枝程度になります。

熱湯に注いだら5分、しっかり蓋をしてください。ステビアや、レモンやハチミツなど入れると苦みや青臭さを緩和して飲みやすくなります。

☆モヒート・・・キューバのカクテル。ホワイトラム、ライム、さとうきび、ソーダ水、そしてスペアミントを入れたカクテル。

 

 

 

 

 

 

若返りのハーブ「ローズマリー」

ローズマリー

美肌効果、抗酸化作用で肌荒れに働きかけるとされます。虫除けとしてよく耳にするハーブ。色んなハーブとの相性がいいので、ハーブティでミックスをよくされます。また特徴的な葉をしているので鑑賞用としても人気があり、特にドライリースに使われたりしています。言い伝えではありますが、ハンガリーの王女がローズマリーの抽出水を使い、病が治り、若返ったと言われています。

【育て方】

日当たりの良い場所、風通しが良い場所、水はけの良い用土を好みます。ローズマリーも他のハーブ同様に「水のやりすぎ」での根腐れを起こしたり、葉が生い茂りすぎて、蒸れて枯れてしまうことがありますので、風通しの良い、道路に面した場所などに植えると良いでしょう。梅雨に入る前に刈り込んでおくと良いですよ。挿し木、株分け、どちらでも増やすことが可能です。

【使い方】

☆鑑賞用として使う場合・・・青紫の小花が春から秋にかけて咲くので、とてもカワイイです。乾燥させて、長いまま刈ってドライリースなどによく使われています。

☆掃除で使う場合・・・乾燥させたローズマリーを水で抽出し、雑巾がけなどに使います。

香りがとても清々しいので、血行促進や頭をすっきりした気分にさせてくれます。

☆お風呂に入れて使う場合・・・お肌の引き締め、肌の老廃物の排せつが期待できるローズマリー。乾燥させたローズマリーをちぎって(ティーカップ1杯分)をお風呂に入れます。ちぎったローズマリーをティーパックに入れると掃除が簡単です。天然塩をおおさじ2杯程度入れると発汗作用が強まり尚良いでしょう。ほかのハーブも一緒に入れると効能も追加できます。いろいろ試して自分の好みの香りを探すのも面白いですね。

 

 

 

 

 

 

リラックス効果がうれしい「レモンバーベナ」

レモンバーベナ

レモングラス同様の成分でレモンの香りが印象的。実際に葉をかじってみた私ですが、本当にレモンでした。こちらもハーブティと相性がよくブレンドされています。こちらも鎮静効果が優れており、気持ちを抑える作用や悲しみを和らげてくれるそうです。不眠症などにも

効果があるとされています。このような効果のせいかレモンバーベナを持ち歩くと「異性を引き付ける」と言われています。よく言う「惚れ薬」的なものではないのであしからず(笑)

【育て方】

日光と水はけの良い場所を好みます。水のやりすぎはNG」。あとは風通しが良ければ、難しくありません。冬は乾かし気味でOK。根が若い場合は冬越しが難しいので鉢で植えるといいでしょう。

【使い方】

ハーブティ・・・他のハーブ同様に半日陰で乾燥させ、(4日~1週間程度)手でちぎったり、粉砕してティーパックに入れ、熱湯に浸します。蓋をして5分程度が目安です。お好みで他のハーブを調合される方もいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイティハーブ「タイム」

タイム

タイムはシソ科のハーブ。直立して生えるタイプと這うように広がるタイプの2種が存在し、ハーブをどんなふうに使うかで使い分けをします。料理でよく使われるのが写真㊤の直立タイプで主にコモンタイムという品種です。肉料理や魚料理の臭い消しや香り付けとして使われます。観賞用に人気があるのが這うタイプのようです。這うタイプのタイムはワイルドタイムという品種です。

【育て方】

生育が活発で栽培は容易です。風通しの良い場所で育てるとすくすく育ちます。小さな花が咲いてとてもカワイイ植物です。

【使い方】

☆足湯・・・ちぎったタイムを乾燥させて、そのまま足湯用の容器に浸します。こちらもティーパックなどに入れると良いでしょう。

☆呼吸器系炎症の予防・・・タイムの香りは抗菌、殺菌作用があるので、鼻から入って、肺、そして血管まで行きわたり効果が期待できます。またタイムの殺菌作用、抗菌作用はハーブの中でも、特に強く、濃いめのハーブティにしてうがいをするとインフルエンザの予防にも効果があるようです。タイムを入れて沸騰させて天然の空気清浄機としても利用され、安全性が高いために、老人ホームや病院などの施設でもよく利用されております。

☆料理・・・乾燥させたタイムを使う時に手でちぎります。粉末にするのではなく、荒ちぎりして食品と一緒に炙ります。特に鶏肉などのソテーと相性がよく、風味が豊かになります。

また長時間火をかけても香りが飛ばないので、スープなどの煮込む料理にも最適です。

☆不眠対策・・・ドライにしたタイムを布製のカバーに入れて枕もとに置くと、リラックス効果で寝つきが良くなるそうです。

 

 

 

 

 

 

鑑賞用でもイケる!フリルがカワイイ「カモミール」

カモミール

カモミール。カワイイ名前です。見た感じもカワイイです。上の写真はイメージなりますので実際にハーブティに浮かべたりはしないようです。カワイイですけどね(笑)

カモミールの中でも「ジャーマン種」というカモミールはリンゴの香りでとても優しい感じです。ハーブティにピッタリなので殺菌抗菌、鎮静作用でイライラを鎮める作用があります。またカモミール抽出水をうがいにすると、喉がすっきりするということで、習慣的にされている方もいらっしゃいます。使う部分は花の中心の丸い黄色の部分を使います。花弁の白い部分は取って、丸い状態にして使います。真っ黄色の時が使い頃。

【育て方】

日なた&水はけが良い土がベスト。梅雨時期や夏の暑さで枯れてしまうことがありますので、その時は根元付近からザックリ刈りましょう。じきに緑の新芽がすくすく伸びてきます。

【使い方】

ハーブティ・・・こちらも4日~1週間程度、半日陰で乾燥させます。上にも書いていますがカモミールの花の真ん中だけを集め、ティーパックに入れて使います。見た目を可愛くしたい方は上の写真のように花弁をティーに浮かべてください。写真のように雰囲気が出ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手触りはぬいぐるみ「ラムズイヤー」

ラムズイヤー

表面を薄くやわらかい毛で覆われているラムズイヤー。形が名前の通り「子羊の耳」にそっくりなことから名付けられました。香りも微香ながら、手触り、肌さわりがとても心地よくハーブとしては珍しい「感触系癒しハーブ」です。またプリザーブドフラワーや花束、ハーブ寄せ植えによく使われていることからどちらからというと花寄りのハーブです。

【育て方】

長雨、湿気に弱く、蒸れた状態が続くと弱ります。風通しの良い場所、水はけの良い土、日なたを好みます。枯れた葉っぱを取り除くと尚良いでしょう。

挿し木、株分け○

【使い方】

鑑賞用としての用いられ方がほとんどです。以前は食用としても使用されておりましたが、香りも微香で効果も他のハーブと比べると秀でたものではなかったようです。

しかし特徴的な容姿のおかげで観賞用としてとても人気があります。乾燥すると写真よりもさらに白く変わるので、他にない色ないのプリザーブドフラワーとして重宝されています。また庭植などでも他のハーブと雰囲気が事なるので、良いグランドカバーとして選ばれています。

※グランドカバー・・・園芸用語。鉢植えは地植えする際に、地表が隠す役目。特にホフク系の植物がその役割を果たします。芝生はグランドカバーの典型ではあるが、観賞用としては含まれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

実はハーブの仲間「パクチー」

パクチー

苦手な人が多い「パクチー」カワイイ名前とは裏腹にクセの強い香味葉ですが、実はハーブの仲間です。よくタイ料理、エスニック料理に使われていますが、葉っぱから根っこまで使える万能ハーブ。根っこの部分はコリアンダーと読んだり、実のことをコリアンダーと読んだりします。とてもクセが強いパクチーですが、栄養価は優れていて、ビタミン類も豊富でデトックス効果や解毒作用を持つ硫黄化合物を含むので、内側からのボディケアハーブとして女性の方には大変お勧めしたい食材でもあります。

【育て方】

日なた~半日陰を好みます。日差しが強すぎると花が咲き始め、食用で使う葉の部分が硬くなるので注意が必要です。また他のハーブよりも水を好みますので、水を乾燥させないように管理してください。

【使い方】

臭い消しとして有効なハーブですので、魚臭さや生臭さを緩和したいというときに葉をちぎって仕上げると効果てきめん。特にインスタントラーメンやカップラーメンなどに加えるとエスニック料理の感じが生まれます。ひと手間でエスニックを味わえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れてならない有毒ハーブ

ハーブには薬用ハーブ(副作用がない)と有毒ハーブ(副作用あり)に分かれており、上記で説明させていただいたのはもちろん【薬用ハーブ】になります。また時代や、国、地方、研究成果によって取り扱われ方は異なり、また変化します。野草ハーブなども沢山存在しますが、キノコ同様に素人判断はせずにハーブの知識が詳しい方のアドバイスをもとに、採取、ご使用下さい。もちろん最近ではお店やネットで十分な説明などが記載されているうえで買うことが出来ます。あまり心配はいりませんが、周辺の野山などでの採取される場合には十分お気をつけください。

 

 

 

 

とはいえハーブは、効果が認められているハーブや、使用用量、使い方さえ分かっていれば、天然のお医者さんなのですから、これほど頼もしい植物も他にありません。またハーブは中国でも漢方薬としてはるか昔から使われいます。日本でもITやネット社会がデジタル進化する中で、アナログの代表格、自然植物、癒しの花が再注目されているのも確かです。みなさんも機会があれば、是非とも今回ご紹介させて頂きました各種ハーブティで疲れた心と体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか??

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