#42 スカビオサ(マツムシソウ)

科・属名:マツムシソウ科 マツムシソウ属
和名:マツムシソウ(松虫草)・リンボウギク
学名:Scabiosa(スカビオサ)
英名:Scabiosa
原産地:アジア、ヨーロッパ、アフリカ
咲期:4月~6月もしくは9月~10月ごろに咲く
花言葉:不幸な愛、私は全てを失った、
不幸な恋、悲しみの花嫁、失恋の痛手、不幸な愛情
42番目となる今回ご紹介するお花は、
フリフリレースがエレガントドレスに見える
魅力的な花「スカビオサ」についてお話していきます。

このスカビオサ、見た目がとても可憐でありながら、
実は種類も80種と多く、多種多様な使われ方をしています。とくに四季咲き傾向が強く、長い開花期間のために苗物として地植えされたり、鉢植えされたりします。また切花では豊富な種類が存在しているため、アレンジや花束に使われたり、ドライフラワーとして楽しませてくれたりしますし、同様に咲かせる花もピンクや青色、白、黄色、紫、赤など各色濃淡も豊富にそろっています。花の形も花の中央が丘のように盛り上がった姿や、まん丸くす玉のような姿のものなど様々です。

・スカビオサの名前の由来
まずはスカビオサの和名でもある「松虫草」これは松虫が鳴き始める8月末~9月に咲き始めることからそう呼ばれるようになったそうです。松虫が鳴くと秋を感じるという方もいらっしゃいますので、秋の花といってもいいのではないでしょうか。ちなみに松虫はよく「チンチロリン」と鳴き声を表されますが、唱歌「虫のこえ」でも「あれまつむしがーないている―。チンチロチンチロ チンチロリン」と歌われています。(和名の由来について)
もう一つは花が咲き終えて散った後が仏具の「松虫鉦(マツムシガネ)」に似ていることからそう呼ばれたという説もあります。
次に正式な学名「スカビオサ」についてですが、こちらは疥癬という皮膚病を意味するScabieaが語源だと言われていますが、疥癬になるのではなく、皮膚病をおさめる薬として用いられたことが由来とされています。

・注意!?スカビオサの花言葉
西洋ヨーロッパでは青い花は悲しみのシンボルとされることが多く、その中でも青色のスカビオサは伴侶を失った女性へ贈る花とされ、花言葉としての「不幸な愛」「私は全てを失った」というなんとも悲しい花言葉が付けられたそうです。
だからと言ってせっかく可憐で美しいスカビオサを使わないなんてもったいないことになりませんように(^^)
そもそもアレンジメントや花束には沢山の花を使います。その中にはネガティブな花言葉を吹き飛ばすぐらいのポジティブな花言葉が含まれているでしょう。
花言葉を大切にすることで相手に気持ちが伝わり方が変わるのもありますが、花言葉を意識しすぎて本来の花の魅力を否定するのはナンセンスな気もします。
どうしても使いたいけど花言葉の意味が気になる…という方は、
スカビオサ以上に素敵な花言葉の花たちを花屋さんに選んでもらって華やかに仕上げてもらいましょう。スカビオサは主役というよりは引き立て役なのできっと素敵な贈り物になるはずです。

スカビオサを使ったフラワーブーケ(雄苑にて作成)
・実は日本固有種も存在するスカビオサ(マツムシソウ)
西洋色の強い花「スカビオサ」ですが日本特有の固有種が存在する花でもあります。
日本のスカビオサは2年草(種を蒔いてから1年以上経ってから開花し、2年以内に枯れる植物を指します。)で花が咲く季節も9月~10月と秋に咲く花として知られています。
ただし日本固有種である自生するスカビオサは現在、数が減少し続けており、各都道府県のレッドリスト(絶滅の恐れのある動生物もしくは植物)に指定されています。野生で見かけた場合は持ち帰らず、そっと眺めてあげてください。

↑自生するマツムシソウ(絶滅危惧種)
スカビオサを使ったアレンジメント例



スカビオサの種類にはこんな花も・・・

↑スカビオサ・ステルンクーゲル
コチラがスカビオサのつぼみです。

↓

可憐そうで花もちがいいスカビオサ


さすが80種のスカビオサです。
色も形も大きさも、色の展開もさまざま。
同じ種族でも、こうも容姿が変わる花も珍しいものです。
ここに乗せている画像はほんの一握りです。
見立てによらず長く咲く花スカビオサ。
一輪でもさまになりますので、
お気に入りの一輪挿しを用意されてから
ぜひ「スカビオサ」を一輪買って飾ってみて下さい!
最後にスタッフから一言!
花言葉を気にしていたら、ホントにもったいない綺麗なお花です。

科・属名:マツムシソウ科 マツムシソウ属
和名:マツムシソウ(松虫草)・リンボウギク
学名:Scabiosa(スカビオサ)
英名:Scabiosa
原産地:アジア、ヨーロッパ、アフリカ
咲期:4月~6月もしくは9月~10月ごろに咲く
花言葉:不幸な愛、私は全てを失った、
不幸な恋、悲しみの花嫁、失恋の痛手、不幸な愛情
42番目となる今回ご紹介するお花は、
フリフリレースがエレガントドレスに見える
魅力的な花「スカビオサ」についてお話していきます。

このスカビオサ、見た目がとても可憐でありながら、
実は種類も80種と多く、多種多様な使われ方をしています。とくに四季咲き傾向が強く、長い開花期間のために苗物として地植えされたり、鉢植えされたりします。また切花では豊富な種類が存在しているため、アレンジや花束に使われたり、ドライフラワーとして楽しませてくれたりしますし、同様に咲かせる花もピンクや青色、白、黄色、紫、赤など各色濃淡も豊富にそろっています。花の形も花の中央が丘のように盛り上がった姿や、まん丸くす玉のような姿のものなど様々です。

・スカビオサの名前の由来
まずはスカビオサの和名でもある「松虫草」これは松虫が鳴き始める8月末~9月に咲き始めることからそう呼ばれるようになったそうです。松虫が鳴くと秋を感じるという方もいらっしゃいますので、秋の花といってもいいのではないでしょうか。ちなみに松虫はよく「チンチロリン」と鳴き声を表されますが、唱歌「虫のこえ」でも「あれまつむしがーないている―。チンチロチンチロ チンチロリン」と歌われています。(和名の由来について)
もう一つは花が咲き終えて散った後が仏具の「松虫鉦(マツムシガネ)」に似ていることからそう呼ばれたという説もあります。
次に正式な学名「スカビオサ」についてですが、こちらは疥癬という皮膚病を意味するScabieaが語源だと言われていますが、疥癬になるのではなく、皮膚病をおさめる薬として用いられたことが由来とされています。

・注意!?スカビオサの花言葉
西洋ヨーロッパでは青い花は悲しみのシンボルとされることが多く、その中でも青色のスカビオサは伴侶を失った女性へ贈る花とされ、花言葉としての「不幸な愛」「私は全てを失った」というなんとも悲しい花言葉が付けられたそうです。

だからと言ってせっかく可憐で美しいスカビオサを使わないなんてもったいないことになりませんように(^^)
そもそもアレンジメントや花束には沢山の花を使います。その中にはネガティブな花言葉を吹き飛ばすぐらいのポジティブな花言葉が含まれているでしょう。
花言葉を大切にすることで相手に気持ちが伝わり方が変わるのもありますが、花言葉を意識しすぎて本来の花の魅力を否定するのはナンセンスな気もします。
どうしても使いたいけど花言葉の意味が気になる…という方は、
スカビオサ以上に素敵な花言葉の花たちを花屋さんに選んでもらって華やかに仕上げてもらいましょう。スカビオサは主役というよりは引き立て役なのできっと素敵な贈り物になるはずです。

スカビオサを使ったフラワーブーケ(雄苑にて作成)
・実は日本固有種も存在するスカビオサ(マツムシソウ)
西洋色の強い花「スカビオサ」ですが日本特有の固有種が存在する花でもあります。
日本のスカビオサは2年草(種を蒔いてから1年以上経ってから開花し、2年以内に枯れる植物を指します。)で花が咲く季節も9月~10月と秋に咲く花として知られています。
ただし日本固有種である自生するスカビオサは現在、数が減少し続けており、各都道府県のレッドリスト(絶滅の恐れのある動生物もしくは植物)に指定されています。野生で見かけた場合は持ち帰らず、そっと眺めてあげてください。

↑自生するマツムシソウ(絶滅危惧種)
スカビオサを使ったアレンジメント例



スカビオサの種類にはこんな花も・・・

↑スカビオサ・ステルンクーゲル
コチラがスカビオサのつぼみです。

↓

可憐そうで花もちがいいスカビオサ


さすが80種のスカビオサです。
色も形も大きさも、色の展開もさまざま。
同じ種族でも、こうも容姿が変わる花も珍しいものです。
ここに乗せている画像はほんの一握りです。
見立てによらず長く咲く花スカビオサ。
一輪でもさまになりますので、
お気に入りの一輪挿しを用意されてから
ぜひ「スカビオサ」を一輪買って飾ってみて下さい!
最後にスタッフから一言!
花言葉を気にしていたら、ホントにもったいない綺麗なお花です。
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