#44 ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)

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科・属名:キク科ヒコダイ属
和名  :ルリタマアザミ
学名  :Echinops
英名  :Echinops・Blue bal
原産地 :アジア~ヨーロッパ地中海周辺
咲期  :7月~9月
花言葉 :独り立ち、鋭敏、傷つく心、豊かな感情、権威
挿し木 :✕(茎伏せなら△)
株分け :〇(根が大きく育ったら※3年程度以降



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【 1 】ルリタマアザミという名前
ルリタマアザミ、日本の和をイメージ出来る素敵な名前だと思うのは私だけでしょうか
ちなみに瑠璃色とは紫を帯びた濃い青とJIS慣用色名では定義してあります。写真をみても分かるように確かに紫を帯びた青です。語尾についたアザミという名前は同じ植物のアザミの葉のように切れ込みが入ってギザギザしていることから名付けられました。
学名であるEchinops(エキノプス)はギリシア語のEchinos=ハリネズミという意味で、そのまま花の形がハリネズミに似ていることから、同じギリシア語のOps=似ているという言葉がついてEchinopsと名付けられています。










【 2 】ルリタマアザミの特徴
名前の由来でもあったようにハリネズミのようにトゲトゲした花をしています。
色も瑠璃色と表現されるように濃い紫からグラデーション掛かっており、とても幻想的な花姿。
アザミ属の仲間でもあるエリンジューム(下記参照)と見比べても分かるようにルリタマアザミはまん丸とした真円をしております。
またこの丸い花はよく見ると、小さな花がいくつも集合しています。
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そして上記写真のように一つ一つ徐々に開いていきます。

背丈も1m~2mを越えてくる長身の植物。
日本での分布は西日本以西の九州ではありますが、絶滅危惧植物2類に該当されることから、九州でもごく一部でしか野生のルリタマアザミを見ることは出来ないようです。

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【3】ルリタマアザミの花言葉を紹介
ルリタマアザミの花言葉は形からも見てわかるようにユニークなものばかりです。
鋭敏・・・
とげとげしいながらも繊細さを同時に感じれることが出来ますね
権威・・・
権威の象徴である王冠の様にも見え、眩い宝玉の光で国を照らしている様にも見えます。
独り立ち・・・
野に咲く姿が凛々しくも堂々としているところからといった感じでしょうか。
豊かな感情・・・
面白い形はいろいろなものをイメージ出来そうですよね

いくつかある花言葉の中でも花を贈る場合の花言葉として一番ピッタリなのは「独り立ち」ですね。
新生活、新入学などで一人暮らしを始める方や、新たな門出に贈る花束などにルリタマアザミを使った花束を贈ると素敵ですね。ちなみにですがルリタマアザミだけを使った花束はとてもスタイリッシュでカッコイイです。

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【4】ルリタマアザミの特徴・逸話
ルリタマアザミのトゲは御覧になっていただけますように刺さるほどではありませんがツンツンしています。触り方次第ですが少しは痛いと思われる方もいるかもしれません。名前にアザミとつくようにギザギザおとした葉っぱも特徴的です。
また茎がしっかりしていて、さらにキク科の花であるように耐寒性、耐暑性も優れております。ただ一つジメジメした多湿なところが苦手という点においては日本ではあまり馴染まないのかもしれません。そのため梅雨時期~初夏にかけては風通しの良い場所に植えることをおススメします。
初めてルリタマアザミを育てようとされる方は水も天気に任せて良いですし(あまりに日照りが続いたら水をあげて下さい。但し水のやりすぎは注意!)、最初に市販の「PH調整済培養土」で苗を植えさえすれば、あとはあまり手が掛からずにスクスク育ちます。大きく育ってきたら大き目の鉢に植え替えるぐらいです。
ちなみに鉢植えだと、梅雨時期など簡単に風通しの良い場所を移せるのでオススメです。
欲をいえば、液体肥料をたまに上げると良く花が咲きます。
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【5】ルリタマアザミの飾り方

・花瓶に飾る
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花瓶に飾る場合は、茎から伸びてシュッと花部が飛び出しているルリタマアザミ。そのままの感じを花瓶に活ける時に出すとその個性もキラリ光ります。蒸し暑い時期~初夏にかけて花屋さんの店頭に並び始めるので、ルリタマアザミを使って涼し気な空間を演出するのもgoodですね!







・ドライフラワーとして飾る
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ルリタマアザミといえばドライフラワーでよく使うという方もたくさんいらっしゃいます。そのぐらいルリタマアザミはドライフラワーに加工しやすい花です。
ただ一つ注意する点は、先端の花が開いてからドライにするとせっかくの美しい瑠璃色の花部が茶色に変色してしまうので、花が咲く前のツンツンしたルリタマアザミの時期に茎から切って、風通しの良い場所に吊るしておくと良いでしょう。きっと綺麗なドライフラワーに仕上がりますよ。








・アレンジメントとして飾る
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ルリタマアザミをフラワーアレンジメントで使う場合は、花瓶で活ける時と同様に飛ばして使う方法も素敵ですが、写真のようにアレンジの中に埋め込んでアクセントとして使っても面白いと思います。また色合いが青や紫に近い色合いなのでイエローやオレンジ系のお花との相性も抜群です。青系統でシックな仕上がりも大人っぽくカッコイイですが、勇気をだして明るい色の花のアレンジメント使ってみるのもおススメいたします。メインにするとインパクトが弱いのであまり向いていません。アレンジメントの引き立て役に最適。








・フラワーリースとして飾る
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写真下はリースアレンジですが、
フラワーリースといえば通常はドライフラワーにした花を使用します。
淡いくすみ系になりがちなドライですが、上のヘッドリース写真のように強めのレッドオレンジカラー系でバランスを取るとまた印象が変わったリースに仕上がります。


【et cetera】
最後にルリタマアザミにとても似ているお花をご紹介。
名前はエリンジウム(エリンジューム)というお花です。
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画像で見るとそうでもないと思われると思いますが、花屋さんなどで見ると勘違いして買おうとされる方もいらっしゃいます。また掲載している写真は野生のエリンジュームですが、切花として出回っているエリンジュームはもっと花の部分の形がしっかりしている品種が多いので一瞬見間違いそうになります。とはいいましてもエリンジュームもルリタマアザミと似ているので代替品として飾っても問題ありません。



以上「 #44 ルリタマアザミ 」はここまでになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m
次回の季節の花もよろしくお願いいたします。