#62スミレ

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科・属名:スミレ科スミレ属
和  名:菫、相撲取草(スモウトリクサ)
学  名:Viola mandshurica

英  名:Violet

原  産  地:日本列島(全土)中国東北部から東部・朝鮮半島

開  花  期:3月~5月
出回り期:3月~5月(最盛期は3月)
花  言  葉:「謙虚」「誠実」







【1】名前の由来


 スミレは蕾の姿形が大工さんの使う墨入れ(墨壺)に
似ているところから付けられているそうです。
 元は「スミレイ」と呼ばれていたそうですが、
そのスミレイが訛って「スミレ」になったと言われています。



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【2】花
姿の特徴

スミレの花の一番の特徴は、独特の花の形です。

5枚の花弁の下の1枚が大きく、花弁の奥が後ろ側に
隆起してラッパのような形になっています。

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この後ろに飛び出た袋状の突起を「距(きょ)」というそうです。
花茎の先端は傘の取ってのように曲がり、
距の途中に上からついていて、
やや下向きに花がぶら下がるように咲きます。
これがスミレの花姿の特徴です。

昔の子供は、この距の部分を引っかけ合って、
松葉相撲のように引っ張り合う遊びをしてました。
「相撲取り草」の別名が今も残っているそうです。


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【3】スミレの花言葉


スミレの花言葉「謙虚」「誠実」

 紫のスミレ「貞節」「愛」

 青いスミレ「用心深さ」「愛情」

 白いスミレ「あどけない恋」「無邪気な恋」「純潔」

 黄色いスミレ「田園の幸福」「つつましい喜び」 など



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【4】特徴

 スミレの花色は青に近く深い紫色です。
前述したようにスミレの花弁には
「距」と呼ばれる部分が突起しています。
これがスミレの特徴です。

この距に蜜が入っていて、昆虫が花の中に潜り込み
花粉をまとわせて受粉するそうです。
また、咲いている場所としては
街中や歩道の脇、アスファルトの裂け目など
身近な場所で見かけることができるのも特徴です。




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【5】飾り方の紹介


バスケットで飾る

まず1つ目はバスケットに入れて飾る方法です。
バスケットの中に大きめの鉢を入れてそこに飾りつけると、
花が広がりまるでブーケのような状態で飾ることができます。


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〇ハンギングで飾る

スミレの花は小さめで可愛らしいのが特徴です。
そのため、ハンギングで飾ってもとてもキュートな見た目に
仕上げることが出来ます。




〇ガラスケースで飾る

ガラスケースや瓶などに入れてお部屋に飾るだけでも
立派なインテリアになります。
スミレはカラーバリエーションが豊富なので、
それぞれの色合いに合わせた容器を準備すると
より素敵に飾ることが出来ます。


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【6】終わりに

今回はスミレについてご紹介しました。
スミレとても小さく目立たない植物です。
その大きさゆえ、生えていても気づかないこともあるかもしれません。

でも小さい反面、生命力は強く、踏まれても
また立ち上がる強さをもっています。
普段あなたが歩いているその道路にも
小さなスミレの花たちが美しく咲いているかもしれません。