#64 バラ



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科・属名:バラ科バラ属
和  名:薔薇(バラ)

学  名:Rosa spp

英  名:Rose

原  産  地:北半球の温帯域

開  花  期:5月~11月
出回り期:1年中(旬の時期初夏~秋)
花  言  葉:「愛」「美」






【1】名前の由来


属名の学名「Rosa(ローザ)」は、古代ギリシア語でバラを意味する「rhodon(ロドン)」や
ケルト語で赤色を意味する「rhodd(ロッド)」が語源であるといわれています。
和名の「ばら」は、トゲのある低木の総称である「いばら(茨)」が
転訛した(または略された)ものといわれます。
バラには通常「薔薇」の字をあてますが、
この語は音読みで「そうび」「しょうび」とも読みます。








【2】花姿の特徴

剣弁高芯咲き

花びらが巻いて中心が高い上品な花形。
花びらの先が反り返り、剣咲きのように尖るため、
シャープな印象を与えます。以前はこの形が主流でした。

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カップ咲き

花びらが内側を向いてカップ型に咲きます。
中心まで花びらが開ききるオープンカップ咲き、
中心の花びらが小さいシャローカップ咲きがあります。

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ロゼット咲き

大小の花びらが複雑に重なり合う人気の花形です。
花の中心が4つに分かれて見えるタイプは
クオーターロゼット咲きと呼ばれます。

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平咲き

高芯咲きのように中心が高くならず、全体が平らな花形。
ひと八重咲きや半八重咲きを表す場合と、
八重咲きを含める場合があります。

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ポンポン咲き

小さな花びらが綺麗に並んで、球形や半球形に咲きます。
丸みのある花形がかわいらしく、繊細な印象です。
小輪のガーデンローズに多く見られます。

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変わり咲き

品種改良によって、これまでの花形では
表現できないような品種が増えてきました。
写真のバラは花の中心に緑色のしべが見えて、
バラらしからぬ個性的な花形です。

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【3】バラの花言葉

赤いバラ・・・「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」

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白いバラ・・・「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」

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ピンクのバラ・・・「しとやか」「上品」「感銘」

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青いバラ・・・「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」

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黄色のバラ・・・「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」

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つぼみの赤いバラ・・・「純粋と愛らしさ」「純粋な愛に染まる」

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つぼみの白いバラ・・・「恋をするには若すぎる」「少女時代」

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バラのトゲ・・・「不幸中の幸い」

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【4】特徴


バラはバラ科・バラ属の落葉性の低木・花木で、
その多くは葉や茎にトゲを持っています。
バラは愛を象徴とする花として知られています。
華やかな花姿や種類の多さから、アレンジメントやブーケなどにも
多く使われています。



また、バラは大切な人に贈る花としてよく知られています。
バラの花束ではバラの本数によって意味が異なり、

例えば・・・

1本・・・「あなたに一目惚れしました」

11本・・・「最愛」

25本・・・「あなたの幸せを祈っています」

99本・・・「永遠の愛」

100本・・・「100%の愛」

108本・・・「結婚してください」

など、諸説ありますが、花束を贈る際は
本数の意味を調べてみるのも良いですね😊

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【5】飾り方の紹介


・花瓶で飾る

花と言えば花瓶を使って飾るのが王道です。
ですが、花瓶と言わずコップなど少し変わったもので
飾るとよりオシャレに飾ることができます。



・アレンジして飾る

バラをアレンジメントにして楽しむという方法です。
花瓶など使わず、籠のまま楽しむことができます。
また、生けなおす必要がないためもらった相手が
そのまま飾ることができます。

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・ハーバリウムで楽しむ

バラをハーバリウムにして楽しむ方法です。
ハーバリウムだと長期保存の効果があるため、
バラの美しさをより長く楽しむことができます。
インテリア好きにオススメです。

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・ドライフラワーにして長く楽しむ

バラは、ドライフラワーにしても鮮やかな花色が残りやすいお花です。
バラの美しさを少しでも長く楽しみたい方にオススメです。

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【6】終わりに


今回はバラについて紹介しました。
バラはどこの花屋さんでも置いてある、比較的入手しやすい花です。
また、バラには茎の部分にトゲがあります。
刺さると皮膚に残ることもある為、扱う際には注意が必要です。


また、大切な日に贈り物として頂いたバラは
飾った後ドライフラワーにする方が多いです。
思い出としてずっと残ってくれるのは素敵ですよね😊
ドライフラワーにすると長期間飾れるので
ぜひドライにしてみてください。

バラ